サリーのこけももつみ ロバート・マックロスキー文/絵 石井桃子 訳 岩波書店 22×28cm
サリーとお母さんは、こけももやまに、
こけももつみにきています。
お母さんは、冬に食べるジャムにするために、
こけももをつむのです。
サリーは一生懸命お母さんの後を追いかけながら、
こけももをつんでは、みんな食べてしまいます。
さて、こけももやまの向こう側には
小さなくまがお母さんぐまと、こけももを食べにやってきています。
こけももをたべながら止まっては、こぐまはお母さんにはぐれないように
大急ぎで駆け出し、お母さんぐまに追いついています。
座り込んで、こけももを食べていたサリーは、お母さんの姿を見失い、
岩の向こうの音のする方へ歩いていってみると…。
2組の親子がこけももをつむ間に、
それぞれがはぐれてしまい、
親子が入れ替わって遭遇してしまうお話しです。
物語の展開が面白く、人間とくまの親子の姿が
ユーモラスに描かれているお話しです。