『かしこいビル』 さく ウィリアム・ニコルソン やく まつおかきょうこ よしだしんいち 出版社 ペンギン社
『かしこいビル』
さく ウィリアム・ニコルソン
やく まつおかきょうこ
よしだしんいち
出版社 ペンギン社
あるひ ゆうびんやさんがメリーにてがみをとどけてくれました。 それは おばさんからで、こうかいてありました。
「メリーちゃん うちへあそびにいらっしゃい。
いくつおとまりしてもいいですよ。
おばさんより」…(本文より)
メリーは返事を書いて、荷造りを始めます。
この絵本は作家のウィリアムニコルソン氏が作家としてではなく父親として愛する娘さんメーリーの為に創ったと絵本のあと書きに書いてあります。父親の愛情のこもった手作り絵本であるということが、手書き文字からも伝わってきます。
本文の終わりに原書の各ページと解説が挿入されています。
(2024年2月 第3刷)
出版されて一世紀近く経っている現在も親しみやすく温かい。登場するおもちゃはすべて実際にあったメリーの物なのだそうですよ。