ひよこのかずは かぞえるな イングリとエドガー・パーリン・ドーレア さく せたけいこ 訳 福音館書店
『ひよこのかずは かぞえるな』
イングリとエドガー・パーリン・ドーレア さく
せたけいこ 訳
福音館書店
にわとりを飼っているとっても愉快なおばさんのおはなし。
「このたまごが、いったい いくらになろうかね?」
あれこれ卵とお金の勘定にふけって、欲しいものを手に入れたいおばさんの夢に火がつき、どんどん膨らんでいきます。発想がとてもユニークで面白い。
スイス、ノルウェー出身の作者のイングリとエドガー、お二人はミュンヘンの美術学校で知り合った後やがて結婚。一緒に各地を旅しながら絵を描き、1930年にアメリカに移住。子どもの絵本を作り始めた。多くの作品がありますが二人の芸術家はいつも二人が一体となって石版画による美しい絵本を作っていると、作者のご紹介文に書かれています。
澄み渡った空のような青の表紙にも心が惹かれます。