『このては あなたのために』 ダイアン・アダムス ぶん ペイジ・カイザー え やまね もとよ やく
『このては あなたのために』
ダイアン・アダムス ぶん
ペイジ・カイザー え
やまね もとよ やく
「うまれたばかりの わたしのあかちゃん、せかいはとってもふしぎでしょう。
あなたをだいてまもってあげる、
かあさんの このてでね。」
(本文より)
お母さんの手、お父さんの手、お姉ちゃん、お兄ちゃん、そしておじいちゃん おばあちゃんの手。
いくつもの手に支えられ、育まれていく赤ちゃんが、やがて自分の手で、花を摘んだり、虫を追いかけたり出来るようになり…。
「でもどんなにおおきくなっても、
なぐさめや、はげましや、やすらぎが
ほしいときには
いつでももどっておいで
あなたのたいせつなばしょへ
わたしのいとしいこ。
けっしてはなれないよ。
いつどこにいても、
みんな あなたが だいすき。」
(本文より)
「満ち溢れる愛情で幼子を包むことの大切さ、そしてそのように愛することの幸福。
これが大人にとっても心やすらぐ一冊であればと願っている。」と、訳者の山根基世さんのお言葉があります。