『ごきげんなライオン おくさん にんきものになる』 ルイーズ・ファティオ 文 ロジャー・デュボアザン 絵 今江祥智&遠藤育枝 訳 BL出版 26x21cm
『ごきげんなライオン
おくさん にんきものになる』
ルイーズ・ファティオ 文
ロジャー・デュボアザン 絵
今江祥智&遠藤育枝 訳
BL出版
ごきげんなライオンくんと、おくさんは
動物園の住まいがお気に入り。
ところがある日、足をケガしてしまったライオンくんは
病院に連れて行かれ、
おくさんはひとり残されてしまいます。
最初はさみしかったおくさんでしたが、
周りの変化の様子におもしろがってもいました。…
「にんげんって、ほんとに おかしいわ
わたしには たてがみがないから にんきがないのね。
たてがみがないと ライオンじゃないってわけ。
あたまに もじゃもじゃの毛がないと
どこにでもいる どうぶつってことなのかしら」
そして、おくさんは、友達のカラスの提案から、
ライオンくんがいないうちに動物園の人気者になってしまいます。
やがて…。
デュボアザンさんの「ハッピーライオン」を
初めて訳したのが1970年のことだったと、
訳者あとがきにあります。
50年以上経った現在も、愛され親しまれている
「ごきげんなライオン」シリーズ、
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