あかいてぶくろ いりやま さとし 講談社 26x22cm
冬のある寒い朝のこと
道端に、赤い毛糸の手袋が
片方だけ落ちています。
「すぐに戻ってきてくれる」
赤い手袋は、その場でじっと待つことにします。
だんだんと雪が強くなってきて、赤い手袋は、
「このままだと雪に埋もれてしまう」と、
ゆっくり起き上がります。
赤い手袋はもう片方の手袋を
探しに行くことにしました。
ひとつのお話の終わりには
新しいお話の始まりでもある…
ラストの言葉が心をホッと
温かくさせる絵本です。