『ここは』 文・最果タヒ 絵・及川賢治 河出書房新社
『ここは』
文・最果タヒ
絵・及川賢治
河出書房新社
ここは、おかあさんの ひざのうえです。
まちのまんなかでもあります。
こうえんのちかくでもあります。
いすのうえでもあるね。
テレビのまえでもあります。…
(本文より)
お母さんの膝という、安心感で満たされる場所、「ここ」があるから外にも興味が湧き関心を持てる。
子どもの心がいつでも戻って来れる場所であること。
幼い子どもがお母さんや頼れる誰かに、ほんの数分だけでも抱っこしてもらったりして自分だけの場所を得ること、大人の温かみ安心感を思う存分体感し味わうことの大切さを感じます。