『いっぽ、にほ・・・』 文 シャーロット・ゾロトウ 絵 ロジャー・デュボアザン 訳 ほしかわ なつこ 童話館出版
『いっぽ、にほ・・・』
文 シャーロット・ゾロトウ
絵 ロジャー・デュボアザン
訳 ほしかわ なつこ
童話館出版
お母さんと小さな女の子が、お家の玄関を出て階段を降り、通りへ向けて歩き出します。
いっぽ、にほ、さんぽ・・・
女の子はお母さんと手をつないで歩いていく中で、「みて!」と何度もお母さんに言います。
それは、緑の草の中に顔を出している、小さな黄色いクロッカスだったり、お隣の茂みの中を歩き回っている小さな灰色のねこだったり。
女の子はお母さんが、「行きますよ」と言っても動かないで、空の鳥に指をさしたりします。
女の子が自ら見つけたという事を大事にしつつ、マナーやモラルといった大切なこともきちんと教えるお母さんに、尊さを感じます。
「さあ、ついたわよ!」と、
お家についた母と子。
ラストもとても感動的です。