『わゴムはどのくらいのびるかしら』 マイク・サーラー ぶん ジェリー・ジョイナー え きしだえりこ やく
『わゴムはどのくらいのびるかしら』
マイク・サーラー ぶん
ジェリー・ジョイナー え
きしだえりこ やく
あるひ、ぼうやは、わゴムがどのくらいのびるか、ためしてみることにしました。
(本文より)
ぼうやは輪ゴムの端をベッドの枠に引っ掛けて、部屋の外へ。
自転車に乗って、バスに乗って…
汽車の駅に着いたら汽車に乗って…
ニコっと笑った可愛らしいぼうや。
わゴムを手に、引っ張ったまま、どこまでも。
楽しいことの真最中という、やっていることに興味津々、が伝わってくるような、ぼうやの表情。
ぼうやがすることは、途中からは実際にはあり得ない内容になっていきます。
周りが見えなくなるほど物事に熱中したり、頭の中でこんなことしてみたいという思いに、いやいやできるわけがないなんていうブレーキをかけず、広がっていっていた子どもの頃の想像力を思い出します。
ユニークなラストが待っています。
1976年に初版発行された絵本です。