『ぽちのきたうみ』 岩崎ちひろ 絵と文 武市八十雄 案 至光社 25x25cm
『ぽちのきたうみ』
岩崎ちひろ 絵と文
武市八十雄 案
至光社
『もしぽちがいたら
したいことがたくさん
あるんだけどな
そうだ ぽちにてがみをかこう』
仲良しのぽちは、よその家でお留守番。
楽しみに来た海も、水着も浮き袋もとってもかっこいいんだけど、ぽちがみてくれなくて、寂しくて。
ちいちゃんは、ぽちに手紙を書きます。
作者、岩崎ちひろさんの言葉が絵本のカバー内側のそでにあります。
ちひろさんの家にいた白い老犬のこと、犬と一緒に大きくなった息子さんのエピソードや、絵本の中の、ちいちゃんと犬への想いなどが書かれていて、普段からのちひろさんの身近な周りへ向けられていた慈しみの気持ちを感じます。
ちいちゃんのぽちに向ける愛情、その姿のかわいらしさ、周りの大人たちからちいちゃんへの深くて優しい思いなど感じる素敵な絵本。