『くらす』 文・森崎和江 絵・太田大八 復刊ドットコム 28x22cm
『くらす』
文・森崎和江
絵・太田大八
復刊ドットコム
「おねえちゃん いつ およめにいくの」
「もうすぐよ」
おねえちゃんがやさしくなった
ごはんをよそってくれました
(本文より)
海の近くの小さな町の日常と、男の子ひろしと家族の暮らし。
ゆっくり、時に慌ただしく、そして優しく流れていく日々。
人々の温かさと、どこか懐かしい町の景色があります。
はっきりとは書いてないのですが、ひろしのお姉さんがお嫁に行くことが決まり、その準備を少しづつしている様子。
町の人々の短い会話の中で伝わってくる、人間模様や暮らしぶり。家族愛、周りの人への想いなどジワジワと感じます。
こちらは「五感のえほん」シリーズの第5巻。
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