『そらからきた こいし』 しおたにまみこ 偕成社 21x29cm
『そらからきた こいし』
しおたにまみこ
偕成社
ある夜に、女の子ハナの家の庭に落ちた“ひかり“。
朝になって、ハナは庭先で小さな石を見つけます。
拾い上げてよく見るとその小石は、
ハナの手のひらで浮かんでいます。
ハナはそれからも
いくつかの浮かんだ石に出会い拾っていきます。
“ハナは こいしを
すべて つくえのうえにだし、
ひとつひとつ、くっつけていきました。
ぴちっぴちっと おとをたてながら、
いしはどんどん おおきくなり、
おおきくなるにつれて、
あおく ひかりはじめ、
だんだんと たかく
うかぶようになりました。“
(本文より)
モノトーンのお話の中、
ひっついておおきくなっていく石。
おおきくなるにしたがって、
石だけは美しい光のような
明るいブルーの色を放っていきます。
作者は、『たまごのはなし』(ブロンズ新社)
でもお馴染みのしおたにまみこさん。
2018年出版のこちらの『そらからきたこいし』が初めての絵本。
他にも
2020年『やねうらべやのおばけ』(偕成社)などがある。