エイハブ船長と白いクジラ マヌエル・マルソル/作・絵 美馬 しょうこ ワールドライブラリー 35x26cm
「エイハブ船長と白いクジラ」
マヌエル・マルソル/作・絵
美馬しょうこ/訳
ワールドライブラリー
表紙の白い大きな鯨に心が惹かれます。
縦35cmの少し大きめサイズの絵本です。
海外の素敵な絵本、スペインの作家さんが描いています。
エイハブ船長は、鯨とりの名人。
七つの海をまたにかけ、ずっと
大きな白い鯨を探して。
エイハブ船長が、白い鯨を追いかけ、
探す旅が、ダイナミックに描かれています。
深い海の底から、美しい星空まで、
地球、宇宙までも感じます。
船長がふれると、ほんのりあたたかかった
という、大きな白い氷山。
白いクラゲの大群。
急にぽっかり現れた白い島。
夜空に浮かぶ白くて美しい月。
その影は…。
『エイハブ船長は、なんとしてでも
白い鯨を見つけようと世界の果てまで旅をします。
でも…本当にそんなに遠くへ行かなくてはならないのでしょうか?』
裏表紙の言葉に問いかけられると、
さがしものはとても近くにある、
目の前にあるものにもっと心を向けて、
見方を変えてみて…のメッセージを感じます。
ひとつひとつの文章が短く、
子どもにも理解しやすいです。
お子様と一緒に絵本の中で
鯨さんをいっしょに探す旅に出てみてください。
海の中のエビや小さな魚、
珊瑚など細かい生き物も丁寧に描かれてあり、
ゆっくりじっくり見て楽しめます。