『きこりとおおかみ』 山口智子 再話 堀内誠一 画 福音館書店 こどものとも絵本 26x20cm
『きこりとおおかみ』
山口智子 再話
堀内誠一 画
福音館書店 こどものとも絵本
「どうしよう?」と、おかみさんは考えました。
「どうしたらいいだろう?」ときこりも考えました。
「きこりと、おかみさんと、スープと、どれから先にいただくとよかろう?」と、おおかみも考えましたが、一番困ったのは、おおかみでした。
きこりと、おかみさんと、スープとを、じゅんぐりに眺めながら、いつまでたっても考えがまとまりません。…
このお話は、1977年2月の福音館書店
「月刊こどものとも」より発行されたもの。
きこりと奥さんが住んでいる、森の外れの小さな家に、
お腹を空かせたおおかみが入っていきます。
ちょうどその時、夫妻は、
「すかんぽのスープ」を作っていました。
お話の展開がとても面白く
最後まで楽しませてくれます。
フランス民話をもとにしたお話。
堀内誠一さんによる挿絵から
おおかみの表情や躍動感の感じられる動きが伝わってきて
物語に引き込まれます。