『ピン!PING』 (あなたのこころのつたえかた) アニ・カスティロ 作 内田也哉子 訳 ポプラ社 22x22cm
『ピン!PING』
(あなたのこころのつたえかた)
アニ・カスティロ 作
内田也哉子 訳
ポプラ社
気持ちを伝えるということについて描かれた絵本。
たくさんのメッセージが込められていて、
誰かに自分の気持ちを伝えたいと思っている人の
背中をそっと押してくれる。
気持ちをピンッとなげたら
相手からもポンッとかえってくる。
それが理想だけど、
けしてそんなときばかりではなくて。
こちらが目一杯の笑顔を投げかけても、
相手がどんな顔を見せてくれるのか…
「もちろん あのこの すてきな
ポンッを おもいえがくのもいい。
でも わすれないで。
あとの ポンッは あのこしだい。」
(本文より)
それでも…
あいすることは ピンッ。
いきることは ピンッ。
思う存分 ピンッ すればいい!
そして、ポンッがかえってきたときの
うけとめる準備をして。
耳をすましてみて。
「心に届くなにか」に。
どんなに時間がかかっても、
どう受け止めるかは、
あなたの心が決めること。
「ここから どんなピンッを
投げてみる?」
伝えたいことは、どんな形でもいい。
おさえきれない気持ちが爆発することもある。
「思う存分 ピンッすればいい!」
の強いメッセージ。
言葉を伝える手段がたくさんある今だからこそ、
どんな思いを伝え、何をうけとめるのか。
そんなことを考える絵本。