『あかちゃんうさぎとパパ』
さく　パッツイ・スキャリー
え　リチャード・スキャリー
やく　木坂涼
好学社

「大きくなったら、この子は何になるだろうね」

パパうさぎは、あかちゃんうさぎと遊びながら、
ママうさぎに言います。

「きっと、おまわりさんになりますよ」
とママうさぎは言いました。

パパうさぎや、お兄ちゃんうさぎ、おねえちゃんうさぎに、
大叔母さんうさぎ、大叔父さんに、おじいちゃんうさぎも登場して、
あかちゃんうさぎが大きくなったら何になるか、
それぞれの思いを言うのですが…。

パパが大好きなあかちゃんうさぎ。
一体何になりたいのでしょう。
ラストでは、夜、うさぎの子どもたちが、
4段ベッドで眠る場面で、
ベッドに連れていくパパうさぎの姿があります。

いつかきっと、大きくなったら・・・
ほのぼのとした家族愛あふれるお話です。

「うさぎくんとママ」は、夫のリチャード・スキャリーさん作の絵本ですが、
こちらは、妻のパッツイ・スキャリーさんがお話を、担当されてみえます。
ご夫婦で、お互いの子育てについて書かれているようで素敵です。

ご夫婦おふたり、それぞれの思いが沢山詰まっていることを感じます。