『うさぎくんとママ』
さく　リチャード・スキャリー
やく　木坂涼
好学社

元気いっぱいの、うさぎくん。
朝からパパの邪魔をしたり、
食べ物をこぼしたり…

でも、うさぎくんは、
わざとわるいこになろうと
思っているわけではありません。

けれど、
いい子でいようとも
思っていませんでした。…

うさぎくんは、1日のうちにも、
数々のいたずらをして、
ママを困らせるのですが、
ママはうさぎくんを
厳しく叱ったりはしません。

悪戯をするうさぎくんの姿は、
ママから見たうさぎくんの中の、
ほんの一部分、ほんの一面でしかないようです。

大人が寛大な心で子どもと関わり、
ゆっくりじっくりと子どもと接していくことが大切だと
感じる絵本。

パパとママは親として、
愛情はたっぷりですが、
うさぎくんと上手に距離をとっていることも感じます。