わたしようちえんにいくの ローレンス・アンホールト 文 キャスリーン・アンホールト 絵 角野栄子 訳 文化出版局 25x23cm
『わたしようちえんに いくの』
ローレンス・アンホールト 文
キャスリーン・アンホールト 絵
角野栄子 訳
文化出版局
「さあ アンナ ようちえんに いきましょう。きっと だいすきになるわ」
「アンナ、なにか いいもの つくって あとで ママに みせてね」
「ママ、いっちゃうのー、ママー」
…(本文より抜粋)
女の子、アンナが初めて幼稚園に行きます。
ママが行ってしまってからは、
とても不安そうな表情のアンナでしたが、
男の子が、実に上手にクマのぬいぐるみを使って、
お庭に連れ出してくれます。
そこからは、見るもの、出会うもの、
人、全てが初めての中での、
アンナの
ワクワク感が止まらない気持ちが
伝わってきます。
ママがいなくて不安、寂しい…
の気持ちより、
楽しい!嬉しい!
あれもこれも、やってみたい!
の気持ちが上回っていく。
その瞬間が描かれていて、こちらにも、
アンナが味わったであろう、
心地よい刺激が伝わってきます。
かつて幼い頃に自分も経験したことを思い出したり、
いろいろな「初めて」に挑むときの感覚を思い出します。
アンホールトご夫妻の絵本です。