もういいかい 中野 真典 BL出版 22x21cm
『もういいかい』
中野真典
BL出版
桜の頃の季節のお話しです。
ふたりの女の子が
かくれんぼをしています。
お話の中で大きな桜の木が登場しますが
緑や蝶々、地面に咲くたんぽぽからも
春がたくさん感じられます。
探しているわけではないのに、
出会ってしまう春。
鬼さんに「もういいかい?」と何度かせかされ、
かくれようとしていることを一瞬忘れるほど、
春は魅力的でキラキラしています。
そして、
さあ探しにいこう!と目を開けた鬼さんの目に
最初に飛び込んできたのも、
かくれんぼしてることを一瞬忘れさせる
春なのでした。
幼い女の子達の、
柔らかい笑い声が聞こえてきそうな、
ほのぼのとした絵本です。