「うろおぼえ一家のおかいもの」
出口かずみ
理論社

おとうさんがいいます。
「あれ、なんで　はやおきしたんだっけ？」

おにいさんがこたえます。
「たしか、『お』がつくものをするためだったきがするなあ」

「おさんぽ？」
「おなら？」

「ちがうよ！そうだ、おかいものだよ！」

うろおぼえ一家の朝です。

おとうさん、おかあさん、おにいさんに　おとうと、いもうと。

一家は　にたものどうしの
なかよしこよし。
揃いも揃って、
『うろおぼえ』なんです。

なんかさ、たしかさ、〜じゃなかった？
そうだった！そうだった！

こんな会話がよく飛び交う
面白いご家族、うろおぼえ一家。

肩の力を抜いて
大人も子どもも楽しめる絵本。