いえすみねずみ ジョン・バーニンガム 作 谷川俊太郎 訳 BL出版 22x29cm
「いえすみねずみ」
ジョン・バーニンガム 作
谷川俊太郎 訳
BL出版
「どうしてねずみをたいじしなきゃいけないの?」
と こどもたち。
「なにもわるいことしてないのに」
「ほっとくといえじゅうねずみにせんりょうされる」
とおとうさん。
「たいじしなきゃ」
(本文より)
子どもたちは寝る前にねずみに手紙を書きます。
“ねずみのみなさん
きけんがせまっています
こんやこのいえから
にげてください
こどもいちどうより“
大人と子ども、
人間とねずみ…
一軒のお家で繰り広げられるストーリー。
大人は、それぞれの暮らしを脅かすものから
家族を守ろうとします。
子どもは、全く違った目線で、
相手を理解しようとする。
子どもの心、
優しい心を
思い出させてくれます。
普段の生活の中の出来事を
夢のあるお話に膨らませ
心温まるほのぼのとしたラストを見せてくれる、
ジョン・バーニンガムさんの作品です。