「にんぎょのルーシー」
ぶん・え　SOOSH
やく・高橋久美子
トゥーヴァージンズ

「あなた　にんぎょね！」
わたしは　さけんだ。

「いいえ、わたしは　ルーシー。
水の中にすんでいる　ただの　女の子よ」

「わたしは　エマ。土の上でくらす
ただの　女の子だよ」…

（本文より抜粋）

ルーシーとエマは、
“みんな違っている“ということ、
それは素敵なことだということを
思い出させてくれます。

本当に大切なものが何かを
自分で見つけ出すこと、

そして、何かを好きだという気持ちは、
誰にも奪えないということ…

（作者スーシーさんのあとがきより）

出会った二人は、
知らないことを教えあったり、
ひみつの話をしたり。
冒険をしたり。



そして、長い長い時がたち
大人になりあの海で再会します。

とても感動的な再会です。


子どもの目線に戻って、
幼い頃の記憶を思い出したり、
優しい気持ちにさせてくれる絵本です。