おっこちてきた 文・サイモン・プトック 絵・ダニエル・イグヌス 訳・青山 南 光村教育図書 27×24cm
それはぜんぜんうごきません。
音ひとつ たてません。
これなに?
これ、だれの?
これ、なにしてんの?
もらってもいいの?
突然おっこちてきた、「それ」のところに、
あちこちから人が見物しにやってきたり、
そのうちに見にくる人が多くなって
遊園地みたいになってきました。
「それ」が好きな人、そうでない人、
世界中で意見が真っ二つに割れて。
そしてある朝…。
とてもとても深いお話です。
「ずっと不思議だった」
「あれがくるまで、
ぼくらはお互いをぜんぜん知らなかったのにさ」…
「ぼくたちは、敵じゃないよ!」
心に響く言葉がいくつも散りばめられてあります。