よるとひる マーガレット・ワイズ・ブラウン 文 レナード・ワイズガード 絵 ほしかわなつこ 訳 童話館出版 26x21cm
「よるとひる」
文・マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵・レナード・ワイスガード
訳・ほしかわなつこ
童話館出版
昼が好きな、しろいねこと、
夜が好きな、くろいねこがいました。
「今日はわたしと昼をちょっと楽しんでみてはどうかしら?」
「いいとも、おきていよう。きみが明日の夜ぼくと過ごしてくれるならね」
お互いの好きな、昼と夜を一緒に過ごした白いねこと黒いねこ。
白いねこは特に、夜の「なんだかへんなものたち」、が怖かった…けれど、
くろいねこの夜の案内の仕方が粋で素敵です。
“やわらかなやみが、しろいねこと、くろいねこをつつみ、
ふかいしずけさが、二ひきの耳をみたしました。“
(本文より)
ロマンチックな雰囲気を感じます。
濃紺と黄色のパッと目を惹く表紙を開くと、
ページの中は、黄色、白、黒の三色だけで昼と夜の両方が見事に描かれています。
夜の暗闇に浮んだ三日月が印象的です。