子リスのアール さく・ドン・フリーマン/ やく・やました はるお/ BL出版 26×21cm
灰色リスのお母さんは、子リスのアールに言いました。
「ねえ、アール、そろそろお前も外に出て、
自分の手でドングリを見つけることを、覚える時だよ。」
アールはドングリを見つけるなんてやったことがありませんでした。
友達の女の子、ジルのところに相談に行くと、
ドングリとくるみ割り器をアールにくれました。
アールはお母さんに見せたくて、急いで帰るのですが、
お母さんは「あの娘は、お前を世界一ダメなリスにする気だよ」
といって返してくるように言います。
その後、アールはジルから、赤いスカーフを受け取ります。
そのスカーフが、物語の鍵を握り、ストーリーは展開していきます。
モノトーンの世界に赤いスカーフが冴え、素敵な絵本です。
作者の紹介を写真11枚目に
あとがきより、掲載いたしました。
作者のドンフリーマンさん、没後に見つかったという、
幻の絵本です。