オンブバッタのおつかい お江戸むしものがたり 得田 之久・文 やましたこうへい・絵 教育画劇 26×21cm
八月の十五夜のこと
しょうとく寺のトノサマバッタの和尚さんは
オンブバッタの奥さんのとめさんに
こんじき堂のタマムシ和尚に作ったおだんごを
持って行って欲しいと頼みます。
とめさんはさっそく団子の包みを背負って
出発しようとしますが、なんと
とめさんの背中に、だんなのぺたりどんが
へばりついています。
「あんた、背中から降りておくれ」
「やだよ、俺はお前とひとときも離れたくないんだよ」
そういって、ぺたりどんは一向に背中から降りようとしません。…
とても面白く、ユニークなお話しです。
写真12枚目に作者の紹介を本文より掲載いたしました。