『うーこの手紙』水曜郵便局 小池アミイゴ 文・絵 KADOKAWA
『うーこのてがみ』
水曜日郵便局
文・絵 小池アミイゴ
角川書店
ちいさないりえの つきでたみさきに
すいようびだけやっている ゆうびんきょくがありました。
「うーこさん ゆうびんです」
「ありがとうございます」
うーこさんがもらう はじめてのてがみです。… (本文より)
うーこさんはお友達のうーたくんと、目の前にある季節の移り変わりや見たもの感じたことを報告し合う、可愛らしいお手紙のやりとりをしています。
「水曜日しかやっていない郵便局」に
お手紙を持っていくと、次の水曜日に郵便屋さんが配達してくれます。
手紙を通して気づく小さな喜び。
「わたしは とてもきれいなばしょでくらしていたんだ」…
実際にある宮城県東松島市の旧鮫ヶ浦漁港に佇む「灯台ポスト」。
週の真ん中を繋ぐ接続点である水曜日にはあかりがともる不思議なプロジェクトがありました。
(2018年12月5日閉局)
水曜日の出来事を綴った手紙を投函すると、ある日、同じく水曜日郵便局に宛てて手紙を送った見知らぬ誰かの手紙が届く。
絵本はこの「鮫ヶ浦水曜日郵便局」をモチーフに作られたフィクションのお話。