『絵本は心のへその緒』 赤ちゃんに語りかけるということ 松居直 NPOブックスタート
『絵本は心のへその緒』
赤ちゃんに語りかけるということ
松居直
NPOブックスタート
「赤ちゃんは自分の絵本を、舐めたり噛んだりしてボロボロにしてしまうかもしれないけれど、でもそのまま大切にとっておき、やがて大人になる節目の時に「心のへその緒」として手渡してやってほしい。」
作者の松居直さんが、絵本と言葉がもたらすものを考察した発言の記録。
「人間にとって、
「手を使って何かをする」ことはものすごく大切。お母さんが手を使って本を開くと赤ちゃんも手を伸ばす。
自分の手で触って、造形である本を確かめようとする。
手の体験を通して「本を見る」という文化を身につけていく。
それは、人間として基本的なことを始めたということです。
赤ちゃんにはたくさん本に触らせてやっていただきたいと思う。…」
表紙の林明子さんの表紙も可愛い、小さなサイズの本の中に珠玉の言葉がぎっしり詰まっています。