『たびするてんとうむし』 イザベル・シムレール 文・絵 石津ちひろ 訳 岩波書店
『たびするてんとうむし』
イザベル・シムレール 文・絵
石津ちひろ 訳
背中に7つの点をもつ小さな虫、
てんとうむし。
「どこでたまごをうもうかしら?」
てんとうむしはきのしげみにちかづいて、だれもいないこえだにとまった。」
(本文より)
てんとう虫は卵を産むための安全な場所を探し続けます。
途中、命の危機も感じるような危険な目にも遭いながら、
「ぜったいにあせっちゃだめ!」
「じっくりさがしましょ」
など、美しい挿絵の中に、ひたむきなてんとう虫の心の声も聞こえてきます。
「あおのじかん」
「はくぶつかんのよる」など、フランスの絵本作家さんのイザベル・シムレールさんの絵本。
石津ちひろさんの訳でてんとう虫の心や自然の生き物たちの声が優しく心に響いてきます。