『いしのはなし』 (きれいでふしぎでやくにたつ、ちいさなちきゅう) ダイアナ・アストン 文 シルビア・ロング 絵 千葉茂樹 訳 ほるぷ出版 29x23cm
『いしのはなし』
(きれいでふしぎでやくにたつ、ちいさなちきゅう)
ダイアナ・アストン 文
シルビア・ロング 絵
千葉茂樹 訳
ほるぷ出版
雪のもようがある黒耀岩(こくようがん)
美しい挿絵で始まるこの絵本、
作者、ダイアナ・アストンさんのお兄さんは子どもの頃、
最高の石のコレクションを持っていたのだそう。
一つの石には鉱物といういろんな粒が入り混じっている。
小麦粉とバター砂糖などをこね合わせてクッキーを作るように
いろいろな鉱物が集まって一つの石になる…(本文より)
絵本には、いろんな石が出てきます。
特に目を惹くラピスラズリのブルー。
とても美しく印象的。
“ラズライトに方ソーダ石を少々、
方解石と黄鉄鉱をひとつまみ混ぜ、
あざやかな青色が出てくるまで地熱であたためれば、
ラピスラズリの出来上がり。“
と、説明文があり、
内容の鉱物もそれぞれ描かれています。
いしはきれい
いしはごちゃまぜ
いしはかたちをかえる
いしは…ふしぎでおもしろい。
大自然が長い時間かけて作り出した鉱物は、
いわば、地球からのメッセージ。
小さな石のかけらから、
46億年におよぶ地球の歩みを
垣間見ることができる…
美しいイラストの知識絵本です。
改めて、地球は美しい。
ということも
感じます。