『ピーターラビットのおはなし』 (しかけえほん) さく/ビアトリクス・ポター やく/きたむらまさお 大日本絵画 21x21cm
『ピーターラビットのおはなし』
(しかけえほん)
さく/ビアトリクス・ポター
やく/きたむらまさお
大日本絵画
おかあさんは、
「おまえたち、森の道に出てもいいけれど、
マクレガーさんのはたけに行っちゃいけませんよ」
と言いました。
ピーターの姉妹たちは良い子だったので
ブラックベリーを摘みに行ったのですが、
いたずらっ子のピーターは、マクレガーさんの畑へ、
しかも“まっすぐ“行ったのです。
そこから物語は仕掛けと一緒に
始まっていきます。
各ページ、所々につまみひき、めくりがあります。
好奇心旺盛な、いたずらっこのピーターと、
いつの間にか童心に帰って、
見ていてついつい顔がほころぶ絵本です。
ページをめくるたび物語が進み、
仕掛けを動かすと、思いがけない意外な動きに驚く。
こんな一連の連続に心奪われるしかけ絵本。
お話は、追ってくるマクレガーさんから、
なんとか走って逃げ切り、
もみのきの家に無事着いたピーターでしたが、
その夜具合が良くなくて、
お母さんはピーターにベッドで1回分のカミツレ茶を飲ませた…
と終わっています。
作家ビアトリクス・ポターの、ピーターラビットの世界。
なんともホンワリとした優しい挿絵と、
お話は辛口で独特な魅力です。
可愛い絵本です。