『いちご』 新宮 晋 文化出版局 23x26cm
『いちご』
新宮 晋
文化出版局
艶やかな緑の葉から始まり、
赤いつるを大地に伸ばす、いちご。
冬の雪の中、畑に眠る、いちご。
こごえる夜の数え切れないほどの星。
風が運んできた光。
太陽が降らせた金の雨。
花が咲いてみつばちがたずねてくる。……
いちごが受ける自然のエネルギーと、自然、
果てしない宇宙と繋がっていることなどが、
作者が紡ぎ出す言葉で絵と一体となって伝わってきます。
1975年5月に初版発行された絵本。
作者の新宮晋さんは、雨や風や太陽などの自然の変化にいつも応じ続ける作品、自然エネルギーで動く彫刻を作る芸術家。ポップアップ絵本など、多くの絵本を手がけている。