まりこちゃんのお母さんは、ある日
タンスのおくから、ちょっと変わった服を見つけました。
それは白地にキャベツの模様が描いてある
小さなワンピースでした。
キャベツの緑色がそれは鮮やかで本物そっくりでした。
お母さんはこんな服を買った覚えもないし
もらった覚えもありません。
初めて見る服です。
どうして、タンスの奥にあったのでしょう。…
（本文より編集して抜粋）

お母さんがまりこちゃんにワンピースを着せると
その時1歳だったまりこちゃんが急に立ち上がって
歩き出したのです。

お母さんとまりこちゃん
そして、ワンピースに描かれた
キャベツの絵に秘密があるお話。
可愛い物語ですが、途中、サスペンスとポエムが入り混じったような
ストーリー展開に不思議な感覚を味わえます。
不思議なワンピース、可愛さと不思議さが
いつまでも心に残ります。
素敵な絵本です。