あなたのいえわたしのいえ 加古 里子 福音館書店 かがくのとも絵本 26x23cm
『あなたのいえ わたしのいえ』
加古里子 ぶん・え
福音館書店 かがくのとも絵本
人が暮らしていくための、
『家』について、
わかりやすく紐解いて教えてくれます。
ひとが かんがえ
くふうして つくった
おおきな くらしの どうぐです。
くらすのに べんりな
どうぐの あつまりです。
(本文より)
なぜ、屋根があるの?
なぜ、壁があるの?
普段、そんなに深く意識していないけれど、
人間にとって、必要なもの。
家。
1969年6月に
かがくのとも絵本として
発行された絵本。
かこさとしさんのあとがきには、
まだ、戦災の名残が残っていた当時、
浴室、台所、トイレのない寄宿舎などに住む人が大勢いた…
と書かれてあります。
絵本の最後に描かれている絵、文にもありますが、
家はこれからももっと形を変えたり
便利になったりしていくのでしょうね。
子どもたちの表情が、
とても豊かに描かれていて、
幸福感を感じる絵本です。