あなたってほんとにしあわせね! さく キャスリーン・アンホールト やく 星川菜津子 童話館出版 21x25cm
『あなたって ほんとに しあわせね!』
さく キャスリーン・アンホールト
やく 星川菜津子
童話館出版
はじめはね、
ひとりだけの
わたしだったの。
そのあと、
わたしは おとうとと
ふたりになったの。
おとうさんと おかあさん、
それに おとうとと わたし。
そして、みんなが
わたしに いうの。
「あなたって ほんとに しあわせね!」
でも、ときどき
わたし ぜんぜん
しあわせと
おもわないときも あったわ。
わたし、あかちゃんが
いるってことに なれるのに
ずいぶん じかんがかかった。…(本文より抜粋)
ある日、弟が生まれて
お姉さんになった女の子。
“しあわせ“と思えない時もあり、
慣れるまでに時間がかかった…
と正直な気持ちが書かれてあります。
しばらくして、
「だれか、わたしをてつだってくれるひといないかしら。」
お母さんの一言に、
「わたし できるわ。」と女の子は言います。
そして、
お手伝いできることが
たくさんあるとわかった女の子。
ある日、弟が生まれてから、
“ひとりだけ“から“ふたり“の世界になり、
だんだんお姉さんになっていく
女の子の心の中。
弟である赤ちゃんと自分と、
家族の日常生活の中で、
変化していく心の内が描かれています。
素敵な絵本です。