ねずみのとうさんアナトール 文 イブ・タイタス 絵・ポール・ガルドン 訳 晴海 耕平 童話館出版 26x19cm
『ねずみのとうさん アナトール』
文・イブ・タイタス
絵・ポール・ガルドン
訳・晴海耕平
童話館出版
「人間がぼくたちのことを
あんなふうに見ているなんて、
夢にも思わなかった・・
軽蔑され、
嫌われていると思うと
耐えられない。
ぼくの自尊心はどうなるの?
ぼくの誇りは?
ぼくの名誉は?・・」
(本文より)
ねずみのアナトールは、
パリの人間の家に忍び込んで
仲間と一緒に
家族のために
食べ物を探すのですが、
ある夜、
人間がねずみの悪口を話しているのを
聞いてしまうのでした。
ショックを受けたアナトールは、
家に帰り、妻のドーセットの一言から
ヒントをもらって、あることを思いつきます。
自尊心や、
生き方に誇りを持ったねずみ
アナトール。
家族への愛情も感じます。
フランス、パリの近くの
ねずみ村に住んでいる、
しあわせなねずみ、
アナトールのお話です。
青、白、赤のトリコロールカラーで描かれた
とても美しい絵本。
お話も面白いです。