星どろぼう アンドレア・デイノト 文 アーノルド・ローベル 絵 やぎた よしこ 訳 ほるぷ出版 26x21cm
むかし、やまのてっぺんにある村に、
ひとりのどろぼうがすんでおりました。
このどろぼうは、
空の星にさわりたくて さわりたくて
たまりませんでした。
心の奥では、
自分だけの星をひとつ
ほしいとおもっていました。
心の奥のその奥では、
星という星をぜんぶ
自分のものにしたいと おもっていました。
(本文より)
どろぼうは空にはじごをかけて、のぼりはじめます。
子どもの心に夢を育てる朗らかなファンタジー作品です。
大人もこどもも楽しめる絵本です。