月おとこ トミー・ウンゲラー たむら りゅういち・あそう くみ やく 評論社 31×23cm
毎日、お月さまに、のんびりと座り込んでいた「月おとこ」は、
毎晩、地球の人たちが楽しそうに踊っているのが
羨ましくてたまりませんでした。
「いちどでいいから、なかまになりたいなあ。
ここのくらしはもう、うんざりだ」…
ある夜お月さまの近くを、
ビューンと通った流れ星のしっぽに
さっと手を伸ばし、掴みました。
お月さまが欠け始めると、
体も消えていく月おとこは、
地球でどんな冒険をしたのでしょう
大人も子どもも楽しめる、素敵な一冊です。
月おとこの、お月さまのようなまあるい優しい風貌に
心がなごみます。