はなのすきなうし おはなし マンロー・リーフ え ロバート・ローソン やく 光吉 夏弥 岩波の子どもの本 岩波書店 20×16cm
むかし すぺいん に
ふぇるじなんど という
かわいい こうしが いました。
いつも ひとり
くさの うえに すわって、
しずかに はるのにおいを
かいでいるのが
すきでした。
「ふぇるじなんど」のお母さんは
いつも一人でいる我が子を、一度は心配するのですが、
ふぇるじなんどが寂しがっていないとわかっていて
好きにさせてあげます。
息子をやさしく見守るお母さんの存在があります。
イラストは黒一色で地味ですが、牛たちの表情やスペインの田園風景、
闘牛場の様子など、興味深い場面がたくさん登場します。
面白い絵本です。