ニニ、まいごになる アニタ・ローベル さく まつかわ まゆみ やく 評論社 28×22cm
いいお天気の日、猫のニニは少し開いていた扉から
外に出て、そしてお家からどんどん離れていってしまいます。
外は気持ち良くて、草や、お花や、苔の感触。
ニニはお家を振り向きもせず、森へ入っていきます。
しかし楽しく散歩しているうちにいつの間にか
日が暮れて…
どうしよう、おうちに帰りたい!
ニニの小さな冒険のお話です。
作家のアニタ・ローベルさんは、1934年、ポーランド生まれ。ナチスの侵略により10歳の時に弟とともに強制収容所に送られる。1945年に救い出された時には、結核を患い、心身の健康の回復に長い時間を要した。
1952年、家族とともに渡米。後に、アーノルド・ローベルと結婚。絵本の世界へ。アーノルドとの共作、「ABCおかいもの」「りんごのきにこぶたがなったら」「わたしの庭のバラの花」があるほか、「きれいな絵なんかなかった」「アンナの赤いオーバー」「ニニのゆめのたび」などの作品がある。