わたしのふうせん MON BALLON マリオ・ラモ 絵・文 原 小枝 訳 平凡社 28×21cm
お母さんからもらった赤い風船を手に、
小さな赤ずきんちゃんは、森の奥に入っていきます。
「おばあちゃんのおうちに向かいましょ!」
森の中では、何に出会うのでしょうか?
赤ずきんちゃんは、森を歩いていて、
自分を勇気づけるように、
また、自分をしゃんとさせたいような時に
歌を口ずさんでいます。
「お散歩しましょ 森の中
オオカミさんはいないもの
オオカミさんが もしいたら
わたしたちは食べられちゃう
オオカミさんは いないから
わたしたちは だいじょうぶ…」
可愛らしい中にも、したたかさも感じる
赤ずきんちゃんの強さを感じます。
そして、ラストは…
可愛い子には旅を…というような
母の思い、存在というものを感じます。