「ぼくは くまのままでいたかったのに……」 新版 イエルク・シュタイナー 文 イエルク・ミュラー 絵 大島かおり 訳 出版社 ほるぷ出版
「ぼくは くまのままでいたかったのに……」
新版
イエルク・シュタイナー 文
イエルク・ミュラー 絵
大島かおり 訳
出版社 ほるぷ出版
出版社さんの紹介文から
はる、くまが 冬眠からめをさますと、
もりは あとかたもなくきえ
工場が たっていました。
おまけに工場の職長からは、
「とっとと しごとにつけ」と いわれます。
「ぼくは くまだ!」と さけんでも
だれも わかってくれません。
こうして くまは 作業服をきて、ひげをそり、
くる日もくる日も ほかの労働者といっしょに
はたらくことになったのですが……。
人間の身勝手さによって変貌していく自然と、
そこで生きる一匹のくまの姿を風刺をこめて描きだします。心ゆさぶる名作復刊。