『くるみわり人形』 しかけえほん 絵 二ルート・プタピパット 大日本絵画
『くるみわり人形』
しかけえほん
絵 二ルート・プタピパット
大日本絵画
チャイコフスキーのバレエ「くるみわり人形」から華麗なイブの情景が描かれています。
お話の中で、主人公のクララとくるみ割り人形の王子様は、
白鳥の背中で、舞ってきた雪をなめる場面。
舌の上にのせると、雪はすぐに溶けてしまうのですが、クララが「バラのつぼみとラズベリーね」というと王子は「ぼくのはミントとはちみつだ。雪はひとひらずつ香りと味が違うんだよ」と言います。
白鳥の背中での、王子とクララの会話を聞きながら、
この絵本の世界に惹きつけられていくようです。
ラストの1ページのお城の舞踏会の場面が、広がる仕掛けになっています。
全てのページがなんとも美しくて、しっとりとしたクリスマスの雰囲気を味わえます。
文章の漢字には全てルビがふってありますので字が読めるようになったお子様にもお勧め。
素敵な仕掛け絵本です。