『ゆきのげきじょう』
　荒井良二
　小学館

ゆきのふる小さなまちで、男の子がお友達と部屋で本をみているところから始まります。
それは蝶々の図鑑。
男の子のお父さんの大事な図鑑です。
男の子の家は山のすぐ近くにあってスキーを滑るシーンもあるのですが、雪を踏む音、ほっぺたにあたる冷たい風、絵本の中で雪山に行ってスキーを滑っているような気持ちにもなる不思議な絵本。
お父さんの優しさ、あったかいココアの温かさも伝わってきます。

2022年10月24日初版発行。
荒井良二さんの新作絵本の素敵な挿絵と、冬の静かな物語を味わってみてください。