『まぼろしのおはなし』 ハイメ・ガンボア 文 ウェン・シュウ・チェン 絵 星野由美 訳 ワールドライブラリー 23x26cm
『まぼろしのおはなし』
ハイメ・ガンボア 文
ウェン・シュウ・チェン 絵
星野由美 訳
ワールドライブラリー
ときどき午後になると、いろんなおはなしたちが
あつまって、あれこれとおしゃべりをはじめます。
いちばん人気のおはなしはどれ?
いちばん愛されてるのは・・・?
そんなとき、このおはなしは ためいきをつきながら、
ものかげから そっときいているしかありませんでした。
すごいな、みんなのようになれたらなあ、と。…
(本文より)
図書館のくらい片隅に、ひっそりと隠れていた
おはなし。
有名な物語たちが輝くところからずっとずっと
離れたところにいました。
そんなある日、“違う探し方“で本を選ぶ女の子があらわれました。
女の子は本の外側を一冊一冊指でなぞるようにして、
本を探し始めました。
点字という、手で読む文字の絵本と
女の子の、心温まる物語。
グアテマラからやってきた絵本です。