『おねえちゃんにあった夜』 シェフ・アールツ 文 マリット・テルンクヴィスト 絵 長山さき 訳 26x20cm
『おねえちゃんにあった夜』
シェフ・アールツ 文
マリット・テルンクヴィスト 絵
長山さき 訳
「ねえ、あたしのおとうと!」
ささやき声が聞こえて、ぼくは気がついた。
これはおねえちゃんの声だって…。
白黒の写真でしか見たことのなかった、ぼくのおねえちゃん。
おねえちゃんはぼくが生まれる前に死んでしまった。
「今夜、自転車にのっていっしょに出かけようよ」
その夜、本当におねえちゃんがぼくの前にあらわれます。…
ベルギーの作家、シェフ・アールツが、
自身の子ども時代の経験に基づいて書いた絵本。
美しい絵を描いたマリット・テルングヴィストは、
アールツが実際に子ども時代を過ごした村を取材し、
この絵本の姉と弟を描いたそうです。