『ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス』(大判) ジャネット&アラン・アルバーク 作 佐野洋子 訳 文化出版局 20x23x2cm
『ゆかいな ゆうびんやさんの クリスマス』(大判)
ジャネット&アラン・アルバーク 作
佐野洋子 訳
文化出版局
いつかある日のクリスマスイヴ。
たくさん雪が降った後、
荷物を1つ背負ったゆかいな郵便屋さんが
赤い自転車に乗ってやってきました。
郵便屋さんは、最初に
「もりのなか 4ひきぐまロッジ」の、
あかちゃんぐまへのお手紙を届けます。
ページをめくると、
封筒の中にお手紙が入っていて、
見てみると差出人は、
「ゴールディロックおよび妹より」とあります。
ゴールディロックとは、イギリスの童話『3びきのくま』に出てきた
最後にくまの家の小さなちょうどいいベッドで眠ってしまった女の子の名前です。
童話では3匹だったくまが、
この絵本の中では、お手紙を見ると4匹に!
女の子にも妹がいるようです。
郵便屋さんは、その後、
赤ずきんちゃんのお家、
ハンプティ・ダンプティが入院している病院、
しょうがパン坊やがいるビスケット箱、
おおかみあなのおおかみの所へ、…
お手紙や絵本、ジグゾーパズルの入った封筒を届けます。
封筒の中には実際にそれぞれの贈り物が入っていて、
内容も実際の童話をユニークに膨らませてあり、
色んな意味で仕掛けがいっぱい。
クリスマスのお楽しみ絵本です。
そして、
郵便屋さんが最後に訪れたのは、
サンタクロースの仕事場。
最後の最後まで見どころいっぱいの
楽しい仕掛け絵本です。
知っている童話やおとぎばなしも、
どんな主人公や登場人物だったのか、
原作もまた読んでみたくなります。