クリスマスにはおひげがいっぱい!? ほんとのサンタさんの話 作 ロジャー・デュボアザン 訳 今江 祥智・遠藤 育枝 BL出版 26x19cm
『クリスマスにはおひげがいっぱい!? ほんとのサンタさんの話』
作 ロジャー・デュボアザン
訳 今江 祥智・遠藤 育枝
BL出版 26x19cm
サンタさんは、怒っていました。
「かんかんにーーーーー んにゃ、がんがんに、な。
いやもう、クリスマスともなりよると、
わしとおんなじ 赤い服をきよって、
にせものの ひげと かつらをつけよった
わしとそっくりなのが でてきよる。
どこにいってもな…。
サンタだらけに なっとる。ふん。…」(本文より)
「そんなに、かっかしないでくださいな」
と奥さんは言いますが、
サンタさんは、
「にせもののサンタをとっちめてやるぞオ」と
言い立てるのでした。
本物のサンタさんと、見守るサンタさんの奥様。
町中のにせもののサンタさんたちとのお話。
心温まる、とても楽しい、クリスマスのお話です。
『デュボ・アザンさんの賑やかで、心愉しい絵は、
長い文章などいらないくらい、雄弁である。…
良き時代のアメリカ絵本のにおいがたちのぼるような一冊だった…』
(訳者の今江祥智さんの文章より)