あかんぼっかん ザ・キャビンカンパニー 偕成社 31x 22cm
『あかんぼっかん』
ザ・キャビンカンパニー
偕成社
小さな島の火山から、
ぼっかーん と産まれた大きな赤ちゃん。
煙をはきあげ、大岩を投げ、
くさいおならもぶっ ベッ ばっ。
したい放題、大暴れ。
でも、温泉、湧水、綺麗な景色、と
火山の赤ちゃんはいいこともいっぱい
生み出す。…
“いつものように そらは あおく
いつものように かぜは ながれ
いつものように だいちは
いきている。“
(本文より)
大地がゆれ、島が火を吹く。
川ができ、やがて生き物たちに恵をもたらし、
また大きな山になる。…
それはまるで、赤ちゃんが生まれ、
育ち、堂々とした大人になっていくかのよう。
地球上で生まれ出るすべての生き物、
自然の営みは繋がっていると感じます。
ザ・キャビンカンパニーのお二人が、
母となり、父となり描いた、
雄大な自然とそこに暮らす人々へのエール。
力強い描きに、母なる大地の強さ、
生き物すべての生命力なども感じる、
とても素敵な一冊です。