おうさまのこどもたち 三浦太郎 偕成社 28x21cm
『おうさまのこどもたち』
三浦太郎
偕成社
ある国の王様とお妃様に
10人の子どもたちがいました。
ある日、王様は10人の子どもたちにいいます。
「わたしも ずいぶん としをとった。そろそろ わが おうこくを ひきつぐものを きめようと
おもう。…」(本文より)
王様は、子どもたちに、街へ出て、
人々の暮らしをよく見て、
どのように国を治めたらいいのか
考えるように言います。
子どもたちは一目散に、
お城を飛び出して行きます。
今までお城の中で大事に育てられていたので、
みんな初めてみる街の様子に大はしゃぎです。…
街から帰った子どもたちが、
一人づつ、王様から
どんな王、どんな女王になりたいか
尋ねられます。
一体どんな答えが返ってきたのでしょう。…
三浦太郎さんの、とても色鮮やかで、
素敵な絵と、お話。
王様の子どもたちの
素直で可愛らしい感性に
幸せを感じる絵本です。